第二種電気工事士の資格を取ってみた

第二種電気工事士 ブログ

自宅の古い蛍光灯をLED照明に交換したくて電気工事士の資格を取得しました。
資格取得までに直面したあれこれをつづっていきたいと思います。

きっかけ

交換したい蛍光灯は引っ掛けシーリングがついておらず天井直付けの照明器具でした。他の部屋の照明は引っ掛けシーリングがついているため自分で交換できるのですが、屋根裏部屋だけ広いためか天井直付けの照明器具がついており交換する為には電気工事が必要になります。

直付けの照明器具でもホームセンターに行けば必要な器具や工具は売っているので、「自分でもできるだろう」という自信はありましたが、電気工事を行うには資格が必要です。

電気屋さんに頼めば電気工事も含めて交換してもらえますが、どうせなら工事費節約の為にも自分で資格を取得して交換してしまおう、と決断しました。

あまく見ていた

実は、私、工業高校の電気科を卒業しており、電気に関しては人並み以上に詳しいつもりでした。オーディオ機器等の配線には自信があり、電気工事士の資格は簡単に取れるだろうとあまく見ていました。

しかし、卒業したのはもう数十年も前のことであり学校で学んだことはもうほとんど覚えておりません。てか、学生のころは学校に通ってはいても授業なんてほとんど聞いておらず、今でも覚えていることと言えば、電線管を曲げたことと、大きな電池(*1)を使っていろんな実験をしていたことくらいです。

(*1) それまで電池と言えば乾電池しか見たことがなかったので、乾電池の10倍以上も大きな電池を見て驚いた記憶がよく残っています。

いざ試験勉強を始めてみると、聞いたことのない単語がたくさん出てきてさっぱり分かりませんでした。計算問題も得意だと思っていたのですが、分数の計算とか√(ルート)の計算とかかなりてこずりました。

最初は電気工事士試験センターにあるCBT方式(*2)の体験ができる練習問題をやってみたのですが3問あって、一つもわかりませんでした。答えがわからないどころか、問題文に書かれている単語の意味すらわからず絶望しました。ここで何か違うなと一度目の挫折を味わいました。

(*2) Computer Based Testing 方式。自分で希望する日時と場所を選択きてパソコンで受験できるお手軽方式。

費用について

費用についてもあまく見ていて、書籍を1~2冊購入して受験料を含めて5000円くらいで取れるだろうと思っていましたが、結果的には想定を大幅に上回る6万円くらいかかってしまいました。

教育機関(通信教育も含む)

電気工事士の資格取得を支援する教育プログラムはたくさんありますが、費用がちょっとお高めです。直接先生から教えてもらえるし、必要な教科書や工具も揃えてもらえるのでので一番効果的だと思いますが、個人で利用するには費用的なハードルが高く、業務として電気工事に携わる方が会社の費用で利用されるサービスかなと思います。

私は独学コースを選びます。

書籍(参考書や問題集)

書籍は参考書と問題集を一冊ずつ購入しました。

  • オーム社 ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士 学科試験すい~っと合格
  • オーム社 ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士学科過去問

最初に書籍を購入してから勉強を始めましたが、実際に始めてみるとインターネット上に優れたコンテンツがたくさんあることがわかりました。

参考書は買ってみたもののほとんどはYouTubeで勉強しました。参考書は始めてみたもののわからないことばかりで、さらっと一通り最後まで読んで、それ以降はYouTubeを見ながら勉強し、気になるところで手元の参考書を見るような形で進めました。

問題集については、インターネット上に模擬CBT試験の形で受けられる、過去問が勉強できるサイトがいくつかあってここで勉強したため、問題集はほとんど最後まで使いませんでした。CBT試験の直前になって、「試験が終わったらこの問題集は二度と開かないだろう」と思い、貧乏根性で試験の2日前から慌てて読み始めて半分くらい解きました。

これから始めるのであればインターネット上の無料のコンテンツで十分な気がします。書籍で便利なのは特定のことについて調べたいときにインターネットで検索するより、書籍の目次から調べたほうが早いので両方使いこなせればベストだと思います。

実技試験の参考書も購入するか迷いましたが、インターネット上のコンテンツでも十分勉強できると思ったので、購入しませんでした。

工具及び練習用機材

資格試験の準備を始めるまで、実技試験の為に自分で工具を用意する必要がある事も知りませんでした。また、練習用に器具とケーブルの購入が必要だという認識もありませんでした。それくらい無知な状態で始めてしまいました。

工具、器具ケーブルの購入が必要だと分かった時点で、蛍光灯の交換は電気屋に頼んだ方がよっぽど安上がりなので一旦躊躇してしまいました。ここが二度目の挫折ポイントでした。しかし、ここまで来た以上取得してみようと前進することにしました。

工具はホーザンさんの工具セットと練習用器具ケーブルセット1回分を購入しました。器具ケーブルセットは1回分~3回分が販売されています。多めに練習しておきたいところですが、1回分でも公表問題1~13がそれぞれ1回ずつ練習できるし、ケーブルだけでも1回分当たり10000円くらいかかってしまうのでケチって1回分にしました。

ところが学科試験はCBT方式で早々に合格してしまい、実技試験の練習もさっさと終わらせてしまったため、実技試験の本番までしばらく時間が空いてしまいました。このままでは実際の試験の際に忘れていそうな気がしたので、ケーブルセットのみ1回分追加で購入し直前の1週間でもう1回練習しました。

受験料

受験料も甘く見ていました。国家資格だし、3000円~4000円くらいで済むだろうと勝手に思い込んでいましたが、約10000円でした。よく考えてみると、試験は学科と実技の2回あるし、実技試験では器具やケーブルが必要だし、実技試験は合否の採点をする人のコストもかかりますので、今思えば受験料としては妥当かなと思います。

費用の一覧

最終的にかかった費用はこれくらいでした。

書籍(参考書1冊と問題集1冊)約 3000円
工具・器具・ケーブル(2回分)約 4万3000円
受験料約 1万円
免状発行約 6000円

合計で 6万以上 かかってしまいました。。。

結果

努力した甲斐もあって学科試験・実技試験とも、1回で合格することができました。

試験勉強を始めた当初は、わからないことばかりで一瞬絶望を感じましたが、その後はだいぶ念入りに試験勉強をした結果、受験日の時点では十分合格できる自信がついていました。

インターネット上には「短期間で合格できる」と書かれた情報もあり、ある程度実務経験がある方だと難しくないのかもしれません。

確かに他の国家資格と比較するとそんなに難しい資格ではないと思いますが、私のような素人が受験しようとするそれなりに勉強する必要があると感じました。あまり甘く見ないほうがいいかもしれません。

お世話になったサイト

ホーザン(HOZAN) 第二種電工試験の虎

第二種電工試験の虎【HOZAN】 ホーザン株式会社
第二種電気工事士試験の対策の進め方から学科試験対策や技能試験対策まで解説動画を中心に豊富なコンテンツで合格までの道のりをサポートします。独学の方でも電工試験の虎だけで十分な対策を行えます。試験に役立つホーザンの便利な工具もたくさんラインナッ...

試験勉強を始める際にインターネットで検索した結果一番多く紹介されてるサイトでした。

もともと工具のメーカーさんだと思いますが、学科試験・技能試験とも一番情報が充実しており、YouTubeコンテンツや実際のCBT試験に近い形の過去問、スマホアプリまであって本当にお世話になりました。

学科試験の際に一番利用したサイトだったので、学科試験合格後に実技試験の準備をする際、工具・器具・ケーブルはホーザンさんから販売されているものを購入しました。

ガミデンキちゃんねる

ガミデンキちゃんねる
※※※再生リストに【R7年第二種電気工事士実技試験対策】を作成しています※※※R7年念願のガミデンキショップオープン👏主に実技試験セットの販売を実施しております!電気科講師歴7年、第二種電気工事士合格者300名以上輩出。授業満足度99%超。...

YouTube上で試験対策の動画を作成されているチャンネルはたくさんあって、私もたくさんのサイトで勉強させていただきました。

なかでもガミデンキさんのチャンネルが学科試験対策・実技試験対策ともに、充実度が高くよく利用させていただいたチャンネルの一つです。

更新頻度が高く、顔出しでホワイトボードを使った説明等が分かり易かったです。また、たまに間違えたりするところが人間味があって好感が持てました。

第2種電気工事士をゆっくり解説

第2種電気工事士をゆっくり解説
第ニ種電気工事士に合格する方法をゆっくりが解説します。筆記試験、技能試験、何から始めれば良いか、何をすれば良いか、どうやるのが良いか、ゆっくり解説いたします。受験する方の合格へのサポートをするチャンネルとなることを目指しています。・何を勉強...

たくさんある第二種電気工事士の解説チャンネルの中で一番面白かったチャンネルです。

「魔理沙」と「霊夢」の掛け合いが面白く、たまに出てくる「バーンじゃないんだわ」がツボにはまりました。

面白さだけではなく、解説動画にある作成者さんの独自の観点が自分に近いと感じました。自分が疑問に思っているところをピンポイントで解説してくれたところがいくつかあり、とても役立ちました。

まとめ

自宅の電気工事をしたいために第二種電気工事士の資格を取得しました。

想定外に費用がかかってしまいました。

交換したい蛍光灯はまだ換えていませんが暗闇で位置がわからないスイッチをランプ付きのスイッチに交換することができました。

タイトルとURLをコピーしました